タジキスタン 着任

また久しぶりに書いています。
エチオピアから帰国後、再び国際協力のフィールドに戻るためいろいろな可能性を探していましたが、7月初旬にタジキスタンでの援助関係の仕事が決まりました。
7、8月は派遣の仕事を続けつつ、出国の準備をしながら古い友人とあったり送別会をして頂いている内に、気付いたら出発の日になっていました。

出国前、出国後と応援のメッセージをくださった方々へ。どうも有り難うございました!

8月23日にタジキスタンに到着し、さっそく仕事が始まりました。
タジキスタンは、多くの人にとって世界の中で最も馴染みのない国の一つかもしれません。
この国の近年の動きを紹介をしたく思います。

c0170212_17595254.jpg

タジキスタンは、日本とは中国をはさむのみで、実はお隣のお隣です。
人口は約770万

c0170212_1759128.jpg

アフガニスタンを含め多くの国と国境を接し、イスラム武装勢力を警戒する国々にとっては緩衝地帯の役割を持ち、地理的に重要な拠点でもあります。

この国は、ソ連時代はソ連の一部でした。ソ連崩壊後、1991年に近辺の国々と同じ様に独立を果たしました。しかし92年には共産党系の政府とイスラム系野党反政府勢力の内戦が始まり、97の停戦合意まで多くの血が流され、その後も一部の地域では武装勢力や強盗が存在し、監視団として派遣されていた秋野豊さんが殉職するという悲劇もおこりました。
治安安定後は先進国の支援もあり、経済成長を続けてきましたが、未だに都市部と地方の貧困の差は大きく、国内に大きな産業はなく、ロシアへの出稼ぎへの依存も多く、麻薬取引も大きな問題であり、多くの問題を抱えています。
国民のほとんどはイスラム教で人種はタジク人が多く、ウズベク人、ロシア人等近辺の国々の人々も混ざっており、町中ではロシア語とタジク語の両方が話されています。 きたばかりの自分にとっては、まだどっちがどっちだか聞いてもすぐに分かりません。英語も殆ど通じないので、はやくタジクかロシア語をある程度話せる様にならないと不便です。
まだ地方には行っていませんが、国の90%以上が山岳地帯であり、標高7000以上の山も国内にあり、頻繁に起こる土砂崩れのためインフラ整備は難しく、冬は厳しい寒さで水が凍り、依存の大きい水力発電も機能しないこともあります。
これから関わる援助の多くは、これらの地方にある機関や活動する団体と協力し、学校や医療施設の改修、機材提供、農業用の灌漑用水整備等がメインとなります。
ただ、首都の中心部の整備された道や建物、走っている車(3台に1台は高級車)を見ると途上国とは思えない程で、貧富の差が色濃く現れています。

前任者からの引き継ぎも終わり、来週からは本格的に業務が始まります。
今住んでる場所は十分安全な場所で、職場からも近く不便はありません。
あるいて2分の所にビール、チーズ、肉、洗剤等、生活用品が揃うスーパーもあります。

写真はまだあまり撮ってません。町中で一眼の大きなカメラを振り回すのは、町の雰囲気を見る限り大丈夫だとは思いますが、もうちょっと慣れてからにします。


9月1日 休日の家にて
[PR]
by hoop29 | 2012-09-01 18:37 | タジキスタン