カテゴリ:2007 ( 6 )

Ippei隊員と  2007

雲取 2007 5月

そこまで指差さなくてもわかるか、、、
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what a peaceful moment huh.
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鳳凰三山 2007 8月
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もののけ姫のテーマ曲が流れてきた。  も の のーけー た ちぃーだ けーーー
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by hoop29 | 2008-11-15 02:44 | 2007 
八ヶ岳 赤岳 阿弥陀岳 2007 2月

これが2度目の冬山登山
八ヶ岳に足を踏み入れるのは初となる。天候、雪質ともに恵まれ快適な行程であった。

行者小屋にテントをはり、地蔵から赤岳、そして中岳をこえて阿弥陀岳へ。
まだ2度目のアイゼンだったが問題なくいけた。
中岳のリッジを越えた所から赤岳を振り返ったのが下の写真。
それと赤岳山頂にて。

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赤岳からはぐねぐねと降りていく。 文三郎の分岐点は分かりやすい。
阿弥陀の登りは遠くからだと急斜面にみえるが危険を感じるところはなかった。 
阿弥陀の下りで出会った2人組の人に、以前この辺り(中岳から行者への下り)で死者がでた雪崩があった事を聞いた。 このベテラン風の2人の忠告を聞き3人で雪層のチェックを行う。自分は本では読んでいたが実際にこれをやるのは初めてだった。 ピッケルをつかって真ん中に円柱を残すように1メートル近く雪の斜面を掘る。 そして腕で円柱を抱えゆっくり力をかけずらしてみる。 
ここで簡単に層のところですっぱりずれると雪に弱層があり雪崩の危険が高い。  でもここでやったテストではかなり力をいれてから層がずれたので大丈夫と判断した。  
実際大丈夫であったが、私を初心者とみて注意してくれたこの2人組に感謝した。




ここから下の写真は同年5月の時の。
ルートは赤岳鉱泉にテントを張り硫黄岳側から登り横岳と赤岳を越えて文三郎で降りた。
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この時も天候がよく人は少なかったが、すれ違う人達も皆ご機嫌だ。
横岳、奥ノ院あたりはスリルがある。トレースもしっかりしているので迷う事はない。
クサリもハシゴもしっかり雪から出ていて問題はなかった。
ただし行者小屋への下りでは雪に足が沈むので苦労した。
行者小屋を通り過ぎテントを張った赤岳鉱泉に着く。すでに日曜日なので他の登山者はもう帰って行く。自分は明日の朝にゆっくり下山する予定だった。というわけで鉱泉の山荘でワインや日本酒を買い込む。
歌を歌いながらいい気分で酒を飲み過ぎテント付近の沢の岩で足をすべらせてしまった。
膝を強打し出血がずっと止まらずにあせる。 テントの中で寝るときまで、赤く染まったティッシュの束で止血する。翌日、腫れた膝の痛みを我慢しながら下山。 ストックがあって良かった。   このドジな怪我以来、馬鹿な事はしなくなった。
馬鹿は死ななきゃなんとやらで、アホは怪我して気づいたのです。

硫黄岳側から見える横岳とかすかに雲の向こうに見える赤岳と、
カモシカ丸と稜線ですれ違い軽い話をしてお互い写真を撮り合ったその時の写真だ。


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2007年の八ヶ岳は楽という印象を残してくれた。 冬でも人気のある山の理由もわかった気がした。

しかし、この年の12月と2008の2月の八ヶ岳でしっかりと本当の雪と風と寒気を体験することになる。
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by hoop29 | 2007-12-23 09:31 | 2007 
八ヶ岳 天狗へ 2007 の12の月

oh wow..

sometimes, color is not necessary.
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場所と時期は変わり
権現から赤岳 2007 11月に行ったときの
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権現からキレットへ下る途中に風が強く、あまりに寒いので温度計をみたらー6℃。 
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book is my friend.
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nice&warm out of the kitchen.
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武尊山 2008 5月
ゴールデンウィークはメジャーな山は込みそうなので100名山でありながら地味そうな場所で考えてみたら武尊山になった。
バスをおりてスキー場がある里の舗装路を登山口まで歩いて行った。人気も雪もないスキー場を通り抜け登山口に着く。
すぐに地面は雪に覆われ緩やかな登りが続く。すぐ足の下に沢があるので足下の雪の中から水のながれるおとがする。 かなり雪の層が薄い所が在り、穴があいてい水の流れが見える所もあったので雪を踏み抜かない様に注意した。

トレースは稜線までは残っていたがその先はそれらしきものがランダムにのこってた。
雪は気温がそれほど低くないので不安定。 何度も膝や股までしずむ。
well, this place is kinda creepy..
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can't believe it's May. we need some sun here!
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good work guys!! you can rest now.
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Spring is just around the corner.
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by hoop29 | 2007-12-15 02:45 | 2007 
2007年の9月に有給と休暇をくっつけて行った北アルプス上高地〜薬師〜劔岳の7泊8日の縦走の記録だ。

出発は立川からあずさで松本へ。そこからバスで上高地に入る。
上高地からは涸沢まで一日目に行く。

上高地
よく見る位置からの写真だ。
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湧き水の池
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梓川
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2日目
涸沢の朝
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奥穂高
北穂へ登っているルートの中腹あたりから撮った。
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北穂尾根
この尾根はバリエーションルートとなっている。
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北穂小屋に着くと雨が降り始めた。
大キレットの下りもぱらぱらとずっと降っていたが鞍部に着いたあたりで止んできた。
2006年にも北穂から奥穂をあるいたがその時も雨だったのでまだこの辺りの展望をみたことがない。

南岳
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午後は雨が強くなりレインジャケットを着ていても長時間雨に打たれ体が濡れているのがわかる。5時半ぐらいに槍の肩の小屋に着きテントを張るが雨はずっと降り続いた。

3日目の朝は霧雨と濃いガスに包まれていた。
槍ヶ岳山頂への岩場の登りは面白かったが山頂からは何も見えなかった。
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西鎌尾根を歩いている間のはまさしく暴風雨だった。 ばちばちと音をたてて体をたたく。ザックカバーのバックルを止め忘れ一度は風で30メートルほどカバーがすっ飛んで行ったが岩場で止まってくれて回収できた。 しかし後でザックに着けていたお守りが紐だけ残して飛ばされていた。
双六小屋でカレーを食べて休憩し三俣山荘へ。  山荘のテン場にテントを張る予定だったが小屋の人に今夜はやばいよ(暴風雨が)といわれ、小屋に素泊まりさせてもらった。 
正解だった。 一晩中、風が唸っていた。 

4日目
三俣山荘前
朝、外にでると昨日何も見えなかった周囲の山々が綺麗にみえる。 雨も風も止んだ。
まだ装備や靴は濡れていたが気分はいい。
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山荘から黒部五郎小屋に向かう途中で一度道をまちがえた。 ハイ松を無理矢理越えて100先に見える登山道に戻ろうとしたが15メートル進んであきらめた。 初めて薮こぎの辛さを知った。しかたなく15分程来た道を引き返し登山道を見つけた。

黒部の小屋から一時間ぐらいはまだ木の生えた道を行く。しばらく行くと黒部カールの大きく開けた大きな岩がちらばっている不思議な場所へ着く。 なんとなく神秘的な感じがする場所だった。
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黒部五郎岳の山頂から見下ろしたカールだ。
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黒部岳から太郎小屋の道
この道を歩いていると、とても平和な気分になれた。
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でも太郎平小屋に着く頃にはかなり疲れていた。
太郎平小屋の辺りからみえる夕日だ。 日本海はすぐ雲の下のはず。
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小屋から20分ほど薬師峠をあるいていくとテント場がある。すでに4張りほどあった。

5日目  この日は長い行程だ。 5時に出発する。

写真は薬師  もしかして北薬師かもしれない。
薬師の頂上には立派な観音様(おそらく)がいて、単独のおじさんが経を読みはじめた。
とてもいい声で、5分か10分くらいか分からないが思わず聞き入ってしまった。
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越中沢岳の稜線から撮った西側の雲だ。
ずっと首の後ろがひりひりして、どこかで傷つけたかと思っていたが理由がわかった。
日焼けだ。 そういえば顔全体も、腕も、ひりひりする。 ここ数日鏡も見ていないから自分の顔がどうなっているか分からなかった。
スゴ乗越小屋から越中沢岳、五色ヶ原へのルートはハードだ。かなりのアップダウンがある上に水場も小屋もない。  体力的に、この8日間で一番きつかったのはここだった。
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越中沢岳を越えてしばらくした頃、女性の2人組とすれ違う。時間は3時くらいだった。 一人は若い人だったが、もう一人は母親なのか分からないが年配の方で靴や装備が軽装のようだし足取りもきつそうだ。話してみると年配の方のほうはヘッドランプを持っていない。逆算すると彼らがスゴ乗越小屋につくのは7時近いんじゃないか、またはそれ以上と思い自分のヘッドランプを譲った。  相手がタダという分けにはいかないと、かわりに1000円を貰い受けた。

五色ヶ原
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途中であった2人組が心配だったので小屋の主人に話すと、主人も心配していたそうだ。2人組が出発する前に声をかけたのだが、どうしても今日中にスゴ乗越小屋に着く必要があるらしいかった。 主人は電話でスゴ乗越小屋に後で確認をとってみると行っていた。 ヘッドランプの事も話すと小屋にあまっていた古いヤツをくれた。

そして、ここは忘れもしない場所だ。 今でもメールで連絡をとり続けている人と逢った場所だ。 小屋に着くとテント場に一人先客がいると聞かされる。   この人も単独で上高地から入り、黒部湖の方を通るルートで五色ヶ原まで来ていて、向かうは劔岳だ。 同じような事をやっている人がいると知れただけで嬉しくなれた。

この辺りでカメラのバッテリーが切れたみたいだったので写真を撮るのを辞めてしまった。
残念だ。

せっかく次の日は劔岳の下までいけるのに。

6日目は立山の雄山を越えて劔沢のキャンプへ。
雄山は頂上の神社へむかう人達がたくさんいた。ここはすぐ近くにバスターミナルがあるので参拝者や観光客でも簡単に来れる場所だ。 
大汝山の小屋でビールを飲み昼を食べた。 
立山カルデラを見下ろしながら稜線歩きを楽しみ劔沢の方へ下る。
劔沢につくと五色ヶ原のテン場であった人がいたので隣にテントを張って話をした。
月が眩しい夜だった。 寒かったがテントからでて月明かりに照らされた劔岳の姿をずっと眺めていた。 岩壁の表面の筋まで見えるほど明るかった。 この月明かりの劔岳の美しさは言葉にできない。たとえ写真に撮れたとしても伝わらないだろう。
月はいつの間にか沈み満点の星と天の川が現れた。
あんまり綺麗だからマットと寝袋をテントから引っ張りだし外で寝た。

7日目
劔岳に登る。
危険箇所の多い山で知られている。 緊張はあったが早く頂上に着きたい一心で一気に登った。 山頂は人がたくさんいる。 展望は最高だった。 富士山までみえる。 携帯の電波もあるので皆メールしたりしていた。 その間もどんどん到着する人がいる。仲間と登頂を喜ぶ人、岩の上に座り込み景色に見入っている人、それぞれ様々な思いでここに集まり、そしてまた降りてゆく。 
自分の中で劔の山頂がなんとなく終点というイメージがあったので、ここで 「ああ、この旅も終わりか」 と感傷的にならずにはいられなかったが、しかし充実感はそれを勝った。

この日は雷鳥沢まで下りた。 途中に劔岳(点の記)の映画(原作 新田次郎)、の撮影隊が登山道に見えた。 この映画は2009春に上映。 自分は一人でも絶対見に行くつもりだ。小説も2度読んだ。 事実に基づく劔岳開山に関しての話だ。2年に渡る制作と厳しいロケ。期待している。皆さんも是非見てください。 

五色ヶ原で逢った人がいたので隣にテントをはり、一緒に温泉に入りにいった。  ここは半分観光地っぽくなっているので立派な宿泊施設もある。温泉では日焼けした腕は痛くてとても湯につけられなかった。 温泉宿では生ビールもワインもあり風呂上がりに3杯くらいビールをのんだ。  このビールは本当の本当にうまいビールだった。このうまさは未だに敗られていない。 テント場に戻ってからも夕闇の中ヘッドランプを点けて、お互いの残ったつまみや食料と温泉宿で買った酒で宴会をした。  相当酔っぱらったのでテントに入ってコンタクトも外さずにすぐに寝てしまった。

8日目
朝起きると、コンタクトと飲み過ぎのせいで顔がむくれていた。
途中でカメラがまだ起動することに気付いたがもう劔岳は見えない。
扇沢まで出る。 雷鳥沢からくろべだいらまで歩いて、黒部ダムの上をあるきトロリーバスで扇沢のターミナルにでた。 道中はずっとおしゃべりしながら歩いた。
五色ヶ原から一緒だった人ともここでお別れとなる。 

この旅で改めて山は長くいればいるほど楽しいという事、縦走の楽しさ、そして山での出会いという物を感じれた。 

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by hoop29 | 2007-09-26 08:21 | 2007 
奥秩父縦走 2006 12月30日〜1月4日
瑞牆山ー金峰山ー甲武信岳ー雲取山

初の冬山であり長距離の縦走となった山旅であり、この旅はその後の自分の登山との向き合い方に大きく影響することになる。

年末の仕事が終わらずに帰宅が遅れ予定日から一日出発が遅れるが、その分丸一日食料、装備の最終準備と体を休める事にした。
初めての5泊の行程と、初めての冬山、初めての山域、初めての装備と食料の量、重さという実際かなり無理をした旅であるため出発前はずっと不安であった。 冬の奥秩父がもともと人の多いところでは無いので有力な情報はあまり得られなかった。

初日はバスで増富温泉まで行き、さらにマイクロバスに乗り換え瑞牆山荘で下車。
写真が山荘と登山口をふりかえったもの。
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いよいよ歩き始める。 人気は全くなかった。  数時間歩くと小さな沢があり、冬山であればあたりまえの光景だが初めての自分には、分厚い氷が張り付いた沢の周りの岩に冬山にきた事を改めて教えられた。
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さすがに食料、燃料、装備でずっしり重いザックが、まだ体が慣れきってないためひどくこたえる。 富士見平小屋へ着く。 すこし休み瑞牆山へ向かう。 この辺りは人がいて何度かすれ違う。 単独の人が多かった。  

この写真は途中にある桃太郎岩とよばれる神様のいたずらとも思える巨大な石ころ。
あっ、写真まだなかった。後でのせます。

瑞牆山の登りは急登りが多い。 2カ所ほどロープが張ってある岩場があったが半分ほど氷の中に埋まっていて掴めない。さらにその岩自体が氷におおわれているのでフリクションがなくホールドできるところもあまりないので滑り台をあるくみたいだった。 一カ所、完全に足を滑らせて2メートルほど滑り落ち必死でホールドに手をかけて冷や汗がでた。いきなり怪我なんてしてられない。 このあたりは積雪はあまりみられない。
これは山頂付近にあるヤスリ岩とよばれる所。
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山頂のすぐしたに再びロープも氷に埋まった氷に固められた岩がある。  よじ登ろうとするがうまくいかない。同じミスがこわかったので、ここで生まれて初めてのアイゼンを装着。 アイゼンとピッケルほど雪山を感じさせる装備は無いと思う。  この金属感とギザギザとした非日常的なところがいいのだ。   ま、それはともかく、アイゼンをつけて楽につるつるの氷岩を登りきる。
そして急に空がひらけた山頂へでる。山頂には数人ひとがいて、雪もここは積もっている。初めての雪山、遠くに見える白いアルプスに感動した。 


富士見平小屋まで下り、大日小屋のテント場の状況をきく。水場は水がある。
一時間ほどで大日小屋につき、テントを張る。午後5時くらいだった。誰もいない。ここはもう一面雪だった。 多分つかれていたのか、すぐ眠りにつく。  夜中めを冷まして気温をみると−10℃くらいだった。 初めて体験する寒さだ。

2日目の朝は登山道をあるく数人の人の声で目覚める。 天気はいい。早く出発しなくては。
この日は金峰山を越えて大弛小屋までの行程。
金峰山へは急登が続く。しばらくは雪と岩と木の根の出た土の道を行く。 
ここで早くも怪我を負う。 まだアイゼンに慣れていないせいもあった。
途中に少し開けた所にでた。そこは氷が一面にはってある感じの所て道標がありそれを横目でみながら歩いていた。 ふと足をまえに出そうとするとアイゼンがなにかに引っかかった。つまづき、そのまま片膝に全ての体重を載せたまま左膝から転んだ。激痛がはしる。  ただの打撲であればそのうち引くと思い歩き続ける。  しかし左を踏み込む度に痛みが走る。 しばらく耐えていると、なんとか痛みにも慣れた。
高度をあげ稜線にでると雪だけの道になる。 上の方に人の姿も見える。 
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ここからは黙々と雪の斜面を登ってゆく。   写真で見た山頂の五丈岩が見えてくる。
山頂にいた2人組に写真を撮ってもらう。  
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山頂は風が強くじっとしていると寒い。 たぶん ー10℃くらいだった。 さらに風も強かった。岩場の風下にすわりコーヒーを沸かす。 ちょっとドジってガスカートリッジの液体が漏れ手にかかり手がバリバリに凍るところだった。 このコーヒーは美味かったが、もっと風のない落ち着いた場所で飲んでもよかったなって今では思う。 

山頂からはこの稜線の向こうに降りてゆく。 トレースらしき踏み後がいくつもの方向にあり、どれが正しい方へ向いているのか惑わされるので、コンパスと標識と地形を見て確認する。
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しばらく進むと森林地帯に入る。 この辺りから雪が深くなり歩きづらくなっていく。
かなり周りが暗くなり始め焦り始める。最初は慎重に歩いていたが途中から散漫な歩き方で急ぎ気味で降りてゆく。 6時をすぎてようやく大弛小屋前の広場につく。まっくらでヘッドライトで照らしてもどっちに小屋があるかわからずしばらくうろうろした後、小屋発見。
小屋は無人だが開放してあった。しかし電気はなく、水場も凍ってかれていたので、とにかく雪を集め溶かし始める。  小屋の中でもー7℃くらいでガタガタ震えながら暗闇の中、雪をどんどん溶かしてゆく。   これならテントを張って、その中で雪をとかした方が暖かかっただろう。  この日も冷え込み何度も目を覚ます。

そして3日目を迎える。   
この日は、甲武信岳をこえ甲武信小屋の予定だ。
しかし、疲れと体がだるいせいで出発は八時を過ぎてしまう。 この頃はまだ、冬山の常識ややり方をわかっていないのだった。  今でもまだあまいけど。

そして、この日は現在でもワースト3に入るくらいの悪い道のりと疲れ具合だった。
まず、ひたすら雪が1メートルくらい積もった階段をひたすら登ってゆく。しかも昨日打った膝の痛み一歩一歩顔が歪む。 無雪期の3倍の時間を費やしながらのラッセル。 何日か前の踏み後の上にさらに新雪がつもっており、踏み後を踏んでも膝から上まで沈む。  前国師の標識がある少し開けた所につく。  ここで急な登りは終わるのだか、この先は、それまでかすかに残っていたトレースがなくなる。 先に続く階段がありそこを降りると雪と樹林のみの所にでるが、まったくどこが登山道なのかの手掛りがない。 登山道であれば少しは樹林が開けているはずだとコンパスと地図をみながら雪の中を進んでみるが地形がどこも同じなので、何カ所かすすんでみては引き返す。 何カ所かいきなり体全体が突然落とし穴に落ちたみたいに雪に埋没し、脱出するのに数分かかり雪まみれになった上にどっと疲れがでる。
意をけっしてコンパスと地図と勘をたよりに方向を決め進みだす。
あまりに疲れてイライラしていたので写真なんかは撮っていなかったが下の写真はようやくそれらしき道にでれたときに、喜びで撮ったものだ。
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しばらくは、両手に持ったピッケルとストックをクロスして持ち、目の前の雪を上半身の体重を使って潰し、そのうえに踏み出し、または四つん這いで乗っかり、それを繰り返すだけだった。 もう思い出すだけでも嫌な記憶だ。
ようやく下りに入り雪の深さも減るが、相変わらず足は雪に沈み、途中でザックにロープを結び中身を無視して闇雲に引っ張りながらおりようとしたが木の根っこや段差でうまく引っ張れずにあきらめ、普通に歩き続ける。   この日は7時間の行動で完全に疲れきってしまい、地図上では2時間半くらいの行程しかすすんでいないが森林地帯の平な所をみつけテントをはる。

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起きたのは7時を過ぎていた。 出発は9時ぐらいになってしまう。
今日はとにかく甲武信小屋までたどり着くことだ。

雪は昨日よりずっと減りあるきやすくはなった。 午前中は緩やかだがいくつかの小ピークをこえるアップダウンが続く。昨日の疲れがのこっている感じで体調はよくない。 ずっと森林地帯なので景色が変わらず空も暗いので気も乗ってこない。
だから、この日の行程はあまり記憶にない。  午後になって甲武信岳の方からきたおじさんにであう。その人も自分がしたように登山道にテントを張っていた。金峰山山頂以来に2日ぶりに人と話した。  話を聞くと、それほどこの先は雪はひどくないと言われ少しは気が楽になった。
あとはひたすら同じような道をひたすら歩き続けた。  ひも暮れ暗くなり始めヘッドランプをつける。出発が遅かったため一日が短い。
 視界がひらけ雪の急斜面をしばらく登る。 6時を過ぎていた。 
甲武信岳山頂だ。  小屋はここから15分くだった所にある。 山頂でとりあえずの写真を撮り、真っ暗になった道を地面の雪を照らしながら小屋へ向かった。 ヘッドランプを消すと本当に真っ暗で不安になりそうだった。

しかし以外なことになる。  小屋に近づくと明かりが見える。ちゃんと調べておかなかったせいもあるが、なんと小屋が正月のため営業していて食料や飲み物もあり正月登山のお客さんもいて、真っ暗闇から突然人がたくさんいる所に入り自分もしばらく安堵と疲労で唖然としてしまった。小屋は翌日にまた閉まるそうだ。 一日遅かったらまた雪を溶かして寒いテントの中で寝る事になっていた。  
山小屋の主人の徳さんは、疲れた表情の自分を見て、日本酒を一杯ごちそうしてくれた。 この時の八海山の味は何ものにも比べられない。
始めは素泊まりにしようと思ったが丁度夕飯時で、しかも好物のカレーだ。  ここは体勢を立て直すためにお世話になることにする。  このカレーもまた一口食べる度に体にエネルギーが配給されるような感じだった。3杯食べた。ビールと日本酒も飲んで他の登山客と一緒に小屋にある大型テレビで徳さんの出演した甲武信岳付近の沢登りの番組のビデオを談話しながら見た。 その後もストーブを囲み皆で小屋が出してくれた焼酎を飲みながら宴会だった。ストーブで濡れたものも乾き、いい気分で寝る事が出来た。 
翌朝は小屋の朝食をたべ6時に出発。
小屋に着く前は雪の心配や、痛めた膝、足りなくなってきた糖分系の食料を考え下山することも考え始めていた。  しかし、この小屋のおかげで心身ともに回復できた。
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by hoop29 | 2007-01-12 09:00 | 2007 


翌日、甲武信小屋を出発。
昨夜のカレーとお酒と、そしてちゃんと朝飯を食べれたおかげで疲労も回復し、あと2日間歩き通せば下山できるという見通しもつき昨日とは打って変わっての心持だった。

始めは下りが続き道もわかりやすく、空の色、空気の冷たさ、雪の色、木々の色、すべてが心地良くどんどん進んだ。
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木々の間から刺す朝日は自分を照らし、エネルギーをくれる。
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この景色はいままでのうっ憤も不安もすべて帳消しにしてくれた。 
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甲武信を降りると雪が減って土が出ているところが出始めた。
何度か途中からアイゼンを外したり、危ない下りの時にまた装着したりをした。

この先どこで水が手に入るか分からないし雪を溶かすのも面倒だったのでちょっと遠回りして笠取小屋の水場に行ってみた。
笠取小屋の水場はしっかり水が流れていた。 小屋は無人だった。
日本の山はすごい。こうやって小川でこんなにきれいでおいしい水をいつも用意していてくれる。 
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この日は2人すれちがった。 そのうちの一人は軽装でマウンテンバイクを担いでいた。

朝6時から歩き出し、またもや暗くなるまで歩き通しのハードな道のりだった。食べたのは行動食と甲武信小屋でかったジュースだけ。たくさん歩かなきゃいけない行程なのはわかっていたけどやっぱり疲れた。

その日に泊る将監小屋の場所がはっきりわからず、暗闇の中ヘッドランプをつけ、たぶんこっちだと思う方向へ下りていく。
だいぶ下りて不安になり始めたところでやっとたどり着いた。12時間以上の行動で足もかなりきていた。
着いたのは7時過ぎだったと思う。前日に山小屋でたくさん食べたからなんとか持ちこたえられたが相当疲れた。 やっぱり寒かったので、小屋の中にテントをはった。 無人の真っ暗な小屋は不気味だが、ラジオをいれてみると電波がはいった。しかも仕事ばでいつも聞いているJ-waveのグルーブラインだ。ピストン西沢とふみかの声に少し活気を取り戻し真っ暗なテントの中でしばらく聞いていた。

朝起きて、1つ失敗に気づいた。 靴が寝袋の外で凍っていた。いつもは寝るときに一緒に寝袋に突っ込むのに忘れてた。でも今日の午後には下山できるし、標高も下がってるから大丈夫だろうとそのまま履いた。

歩き出してすぐに指先がずきずきし始めた。体温で靴も暖まるだろうと言い聞かせそのまま言った。
大丈夫だった。

場所ははっきり覚えてないが飛龍のあたりの展望台からの一望。
そして、この旅がデビューだったピッケル。一気に傷だらけになった。
こいつらがいなければここまでこれなかった。 ありがとう。
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この日はアイゼンもいらなかった。ところどころに薄い氷や雪があるだけで、土の部分や根っこが多いので逆にアイゼンがあるほうが危なかった。

やっぱり事故の8割は下山の時におきるんだね。身を以って思い知ったよ。
最終日、もう危ないところは無いと思っていた。 これを油断っていうんだね。
何気なく踏み込んだ葉っぱの上。
下は氷だった。 「あれっ」と思った瞬間、踏み込んだ足が完全に滑り、後ろ向きに斜面へ落ちた。本当に何度か転がったと思う。ザックの重さでコントロールもきかなかった。 止まった時はザックが下になり仰向けだった。見上げると結構転がり落ちた高さを見てさらに怖くなった。
でもどこも大きな痛みはなく、ほんの少し耳の後ろから血がていて、ところどころ打撲の痛みがあるだけだった。イアホンはどっかにすっとび、ポケットのサングラスは3つに分解していた。 (あとでアロンアルファで修理して、いまでもメインで使っている。)

恐怖心に一気にとらわれ、それからしばらくは一歩一歩踏み出すのが怖くてびくびく歩いた。



氷瀑。滝が完全に凍りついたもの。
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ついに雲取に到着。 あとは知ってる道を鴨沢へ下りるだけだ。
一応ガッツポーズをしておいた。
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雲取を下り、鴨沢への道へ。
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駅前の定食屋で豪華に食べた。 

5泊6日。始めての冬山登山が終わった。 登山の事がもっといろいろわかった。
そして冬山の楽しさを知った。 これからもっと知っていくことになる。
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by hoop29 | 2007-01-03 02:49 | 2007