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My steps


by hoop29

ここが配属先です。

活動が始まってから、あっという間の3週間だったな。
だんだん時間が加速している。

職場はEthiopian Tourist Trading Enterprise という立派な名前がある。 通称ETTE。
50年近く、エチオピアの工芸品、家具、その他いろいろな物を制作、販売してきている国営の組織。
以前は競争相手も少なかったそうだが、だんだんとセンスが良く技術が高い民営、個人の工房や販売所に押され気味で苦しんでる。 そこでクオリティーをあげたり、新製品開発をするのがここでのボランティアの仕事。 大きく2つの部門に分かれていて1つは自社製品と輸入品や免税品を取り扱うヘッドクオーター。そしてもう一つが敷地内に工場(工房)が立ち並ぶプロダクションセンター(PS)。


そのプロダクションセンターが自分の配属先。 これをしてほしいという、はっきりした要望や仕事はない。だから自分で出来そうなことを見つけてどんどん提案をしてほしいと言われている。 「提案がコストや技術的、マーケティング的に可能であれば作ってみましょう。」って感じ。

この3週間でだいたいの工房を回り、顔と名前を少しづつ覚えてもらえてきてるかな。
こっちが相手の名前を覚えるのは難しいんだけどね。
カメラはとても有効に働いてくれた。 でも従業員がとても多い意ので写真の現像代も、ちりも積もればで結構使ってるなー。 でもそれ以上に喜ばれて思わず写真をとってあげたくなるね。

まだ全ての工房をじっくり見てはいない。
ともかく、この3週間は人や雰囲気に慣れるだけの時間だった。


セラミック工房
このセラミック工房には過去にも数回、短期ボランティアが配属され、改善や新規商品の開発がされてるみたい。今後もセラミック専門の隊員がくるようなので、セラミックはほとんど素人の自分に教えられることはない。
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グレージング担当のゲタチョーさん
この間は、お弁当のフルフルを分けてもらった。(フルフルはインジェラに味付けをしてごちゃごちゃにしたもの) 
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バンブー工房
竹細工も以前、竹専門の隊員がいた。
技術的な事は教えることはできない。 自分の仕事は現状のものや、身近に手に入る材料で新規の商品を提案することだ。 ヘッドのタファラさんは、新しいデザインの提案を期待してるといつもいわれる。 幾つか頭にあるデザインの話をしたら今はクリスマスまで納期のある商品の制作に追われていて動きがとれないが、それが終わったら一緒にやってみようといわれた。。 

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このPSには大きな機関用(病院、学校)のインジェラ工場がある。 たぶん、一日に何百か千以上を生産し送り出している。
これはドライインジェラで、余った、または失敗したインジェラを天日干ししているもの。
乾燥してるから長期保存もできるのが売り。
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インジェラを焼くお姉さんたち。
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金属を扱うメタル工房
この人はメタル工房のヘッドのヌグセさん。
質問すると、いろいろ答えてくれる。 始めて行った時は、ほぼすべての機会や道具の使い方を見せてくれた。
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ここではバッジやメダルも作っている。 今は数百のゴールドの指輪の注文がはいりこれから忙しくなるようだ。
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カフェではたらく女の子 フィオリ お茶の時間、デザインセクションの担当だから、よく会う子。
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インジェラ工場のお兄ちゃんたち。
今はなぜか仕事と全然関係ないこの人達と一番仲がいいな。
敷地内で見つかるとつかまって、まあ座って話そうと言われ時間がとられてしまうので、言い訳を作って抜け出すのが大変だ。
一緒に食堂での5人分のシロワット(マメシチューとインジェラ)(一人分35円)を食べてるところ。
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インジェラ工場の前で。
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ウッド工房
ここで大量に生産している机の模様。全部手彫り。道具は彫刻刀とかじゃなくて、すこしごついカッターだけ。
一見精密できれいそうだが、近くで見ると相当雑で、そこの部分のクオリティーも上げるのは難しい。
日本から寄与された彫刻刀や道具が倉庫にたくさんあるのに一部しか使われていない。
使い方を教える人もいない。
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ここは木材を必要な大きさに切る部屋。 右のおじさんがこの部屋のヘッドのシサイさん。
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職場の食堂(カフェテリア) 昼の混む時間は100人以上入る。
お茶は小さいカップで一杯4円。 コーヒーは11円。
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キッチンでインジェラを焼くおばちゃん。 合計でたぶん8人から10人くらいの女性が働いている。
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これが自分が所属するデザインセクションのオフィス。
でもデザインセクションはエチオピアでは建築部の事で、ここで働く4人も皆、建築、設計の仕事をしており自分とはあまり仕事上では関わりはなし。 でもここの人は皆英語が話せるので自分でなにか作業している時はこの部屋にいる。
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英語は各工房のヘッドの人たちが何とか話せるだけで実際物をつくってる職人さんたちとは話せない。
アムハラ語は今後、できるだけ早くある程度のレベルに達したい。 話せば話すほど、みんなと仲良くなれるし、仕事もスムーズになるはず。
by hoop29 | 2009-12-05 01:03 | ETHIOPIA