仲間隊員の活動見学


今週は空いた時間に、職場が近い隊員の配属先や活動を見学させてもらった。

これは夏休みに昆虫をとりに行くところではなくて、
アディスの下水処理場の定期水質検査中のあらしん隊員。
全長2kmの長ーーーい池に下水を流し、徐々に汚物が沈澱し、上層の水を次の池に流しそれを繰り返しながら自然の摂理を使って水を浄化するシステムで、発展途上国では良く使われる手法のようです。
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池の隣には、下水システムがないエリアからバキューム車が運んできたものを、専用のため池(上記のとは別)に流し込み、ある程度たまったら天日で乾燥され、土状になったらかき集めて近くに廃棄するシステム。
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実際に採水して、その場で携帯した機械を使って可能な水質検査をしているところ。さらにペットボトルに入れ、水質検査所でさらに詳しいデータを採る。
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ゆたか体育隊員が監督するバスケットボールチームの練習に参加させてもらった。
チームも出来たばかり。練習もまだ数回しただけ。 でもどんどん成長していて、見ていて選手達もゆたか隊員もすごい楽しそう。 
ここのコートはみんなで草むしりしてなんとか広げたそうだ。土の地面もところどころでこぼこしていて、ドリブルもまっすぐ帰ってこない場所もある。

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こいつは上手いと呼べる生徒はいない。みんな遊びでたまにバスケットをしたことがあるというレベルのチーム。まだフォーメーションやパスワークというものは存在していない。 だから自分でも教えられることはたくさんありそうだ。 
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ゆたか隊員も言っているが、この部活がただの球遊びの場ではなくて、社会性、信頼、リスペクトという概念をスポーツを通して知ってもらう場でもあると思う。 
日本では当たり前のルールや規律がここでは伝わらない。英語もまだあまりわからない生徒もいる。
だからゆたか隊員も大事な説明をする時は何度も繰り返し、俺が話す時は俺の目をみて聞けと言っている。

試合前後の挨拶もゆたか隊員が教えたものだ。 その意味も。 
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環境がもっと良くなれば、もっと楽しくなるに違いないと思う。ゆたか隊員もちゃんとした体育館での練習を申し込んだりと、バスケット環境をよくするためにがんばっている。 普段の授業では集中力を全く見せない生徒達がこの部活では集中力を見せてくれることが本当に嬉しいみたいだ。
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運動靴も運動着もない選手も数人いる。 ただ忘れただけのもいたけど。 
この国ではスポーツを通して人間性を高めるという考え方はあまりなく、スポーツ自体が軽視されている。
確かに、スポーツより数学や英語の方が大学に入るには必要なことだ。だからスポーツの歓びやチームワークといったものに触れる機会はない。だからこそこうやって10人もの体育隊員がエチオピアで、そしてもっと多くの体育隊員がアフリカでがんばって活動している。
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でもゆたか君が言っていた。 このバスケ部はかれらの勉強に使える時間を使ってやっているものだから、無意味な時間を過ごさせたくないとういう事を。だから彼にかかる責任も重い。


ゆたか隊員の考えで日本の知り合いから、いらなくなった運動着、スニーカー、さらにボール等を集める計画をしている。 自分も埃をかぶって履いていない運動靴を日本から送ってもらおうと思う。 
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by hoop29 | 2009-12-06 00:03 | ETHIOPIA